
[知] 枝廣淳子さん
今日のDaily Yomiuri の"The Language Connection"というページに、枝廣淳子さんのインタビュー記事が載っていた。この人の話を初めて聞いたのは、竹村真一さんによるLOHAS Dialogueというイベントのゲストに招かれていたときで、その奥深く、魅力的で、何よりも素晴らしい活動を実践的にされている姿に惹き込まれるように、一発でファンになってしまったものだった。その夜に、mixiに、「大切軸 vs. 急ぎ軸」というタイトルで日記をポストしたのだったけれど、それをここに再掲してみよう。(画像もその日記に添付したもの)
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今日は、大手町カフェで行われた"LOHAS Dialogue"というイベントに行ってきました。ここで毎週水曜に「地球大学」というセミナーも開いている竹村真一さんと、枝廣淳子さんの対談会。枝廣さんは、世間的には「環境ジャーナリスト」という名前で紹介されている方ですが、実際にはその肩書きでは表しきれない様々な活動に携わり、理論的であってかつ精神的にもとても深いものをお持ちの方でした。とつとつと静かにお話され、人の話も良く吟味されて、説得力のあるお話を楽しませていただきました。
共感したこと、感心したことは、2時間程の対談の間に数限りなくあったのですが、一番心に刻み込まれたことをここで一つ紹介してみたいと思います。
まず、現代人は働き過ぎだという話があったんです。そこで枝廣さんは、写真のような図を描かれました。大切なもの(自分の人生にとって、と考えておいて下さい)、急ぎのものという二つの視点で二つの軸を引き、身の回りのこと(仕事)を考えてみる。すると4つのエリアができるんですが、まず、通常は誰もが、大切で、かつ急ぎの用事から着手しますね。図の赤の部分。じゃあその次には何をやる?というと、大切ではない(少なくとも自分ではそう思っている)けれど急ぎの用事、黄色の部分に手をつけてしまいます。つまり、「急ぎ」の軸を優先してしまう訳ですね。すると、人間は使える時間が限られているので、青い部分、大切なのに急ぎでないもの、ってのはずーっと手をつけられずに捨て置かれてしまう訳です。しかも、職場で赤や黄色の部分を一生懸命やっていると、さらにどんどん仕事が回ってくるので、ますます青に割く時間が無くなってしまう、ということです。そして、死ぬ時に、一体自分の人生は何だったのか、、?ということになってしまう。
だから、きちんと自分にアポを取って、青の部分の時間を予約して、自分にとって大切なことをやりましょう、という話だったんです。枝廣さんは、この青部分にきちんと時間を割くために、朝2時に起きる生活をしているらしいです。やはり、一番邪魔が入らない時間帯だから、ということです。
この図を提示されたとき僕はギクッとしましたが、やはり男の人はギクッとする人が多いんだそうです。みんな、青い部分をそれぞれ持っていて、なおかつ全然手を出していないことが分かっているからですね。皆さんはどうでしょうか?
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今日の新聞の記事は、枝廣さんがどのように英語を勉強してきたかという話がテーマだった。枝廣さんは、環境ジャーナリストであり、また同時通訳者であり、レスター・ブラウン氏(ワールドウォッチ研究所を創設し、現在はアースポリシー研究所の所長を務める)の専属通役者をずっとやってきた人でもある。記事の中では、ブラウン氏の通訳者となったときのエピソードにも触れられていて、その内容にも驚きであったのだけど、それより驚きであったのは、アメリカに滞在していた2年の間に、彼女がどのように英語を征服していったのか、ということ。
枝廣さんは、旦那さんについてアメリカに渡った時(当時29歳)、全く英語ができなかったらしい(とは言っても、平均的大学卒のレベル)。そして、空港に降り立ったときから始まった、言葉が理解できない苦しみの中で、滞在する予定の2年間の内に「同時通訳者になってやろう」という目標を立ててしまったというのだから、これはちょっと、普通の人には思いも付かないようなことである。何故それを選んだのかというと「英語に関する限り、最もチャレンジングなゴールだと思ったから」だそうである。
さらに、彼女には、語学学校に通うような経済的余裕も無かったらしく、最初は身の回りにある、テレビ、新聞、雑誌で勉強を始め、内容が掴めるようになってきたとなると、学習の目的を「理解する」から「素早く訳していく」ことに切り替え、知り合いになったアメリカ人に、文章を朗読してテープに吹き込んでもらうように頼み、それを聞きながら一人で同時通訳の訓練を始めたという。この知り合いにはテープ1本当たり$10のお礼をわたし、滞在中にトータルで20,000円程支払ったそう。そして、それが「2年間のアメリカ滞在中に、英語を学ぶためにかけた全てのコスト」だという。渡米の時には8ヶ月の娘を抱えていたが、毎日子供を寝かせた後に、8時間から10時間英語に没頭、子供を育児所に預けたり、ベビーシッターがやってきた時には、さらに多くの時間を英語の勉強に注いだということである。全く一人で、である。
「とりわけはっきりした目標があるときには、自分のとっている(勉強)方法が適しているか、一番良く判断できるのは誰でもなく自分です。だから、外からの助けに頼ってしまうより、自分だけの力で勉強する方が効果が高い。多くの人は、"方法"と"目的"を取り違えていることに気が付いていない。そういった人たちは、語学学校のコースを修了したり、ある教材を勉強することが"目的"だと思っているけれど、それは本当は、"方法"の内の一つに過ぎないんです。」(原文では"method"と書いてあったけれど、"方法"より"手段"の方が、一般的な対語かな?)
そして、枝廣さんは、本当にたった2年の間に、自称「英語が分からない人」から同時通訳者までに上り詰めてしまったらしい。そしてそれは、「まだ始まりに過ぎなかった」。その後の枝廣さんの活躍は、ご存知の方はご存知の通りであると思う。
上に引用した過去の日記にも書いた通り、この人は、朝2時に起きて、「大切なこと」に自分の時間をきっちり割いてあげるのだそうで、なるほど、子供を育てながら毎日10時間英語を勉強してきたような人であったら、もはやどんな変わった、人には出来ないようなことをしていたとしても、何も驚くことは無い、と思ったのでした。
自分も過去カナダに1年滞在していたが、、その間に為したことは、この人の何分の1だろうか?何十分の1だろうか?反省もすれば、また、とても勇気づけられる話でもありました。感謝。
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Now I found the article in question online on the Daily Yomiuri's website, so why don't you check it out: http://www.yomiuri.co.jp/dy/features/language/20061102TDY14001.htm

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